top of page

Plastics- マテリアルリサイクル 

コンプライアンス

BAFは輸出者として世界の環境汚染を未然に防げるよう各国の法規制を順守し、品質の自主管理を強化するとともに流通の透明性、開示性を心がけています。

 
バーゼル条約 - The Basel Treaty では、有害廃棄物の国際移動及びその処分を適正に管理することによって、国境を越えて(特に発展途上国)の廃棄物の不適正処分による環境汚染を未然に防ぐことを目標としています。  これに対応したバーゼル法(特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律)や国内における廃棄物処理法(国内で生じた廃棄物はなるべく国内において適正に処理する)により廃棄物と判断されるものについては輸出が厳しく規制されています。
 
基本的に弊社で扱う商品はこれらの法規に該当するような廃棄物を含みませんが、原則(財)日本環境衛生センターに商品説明を行い、輸出の承認を得ることになっています。  また環境省のへの直接連絡は過去には例がありませんが、廃棄物・リサイクル対策部適正処理・不法投棄対策室を通し相手国へ事前通告され、受入れが認められた場合のみ許可されるようです。海外受入先の企業が輸入を同意していたとしても、通関時に拒否されるケースは多々あります。 ご注意下さい。
 
まじめに取り組む会社が一生懸命に商品の分別に精を出す一方で、法令をすりぬけ、資源有効活用の名のもと再生困難な材料や、明らかにプラスチックのゴミと思われるようなものを輸出商品とは名ばかりに、海外へ送りつける或は買付ける無責任で悪質な業者もまだまだ後を絶ちません。 このように「一攫千金」を目論むような悪質な金儲け事業と、環境事業という大義名分を有する企業とは一線を画し職業倫理を高める必要があります。
近年、プラスチックの再生原料に混じり、再利用が困難なプラスチック廃棄物が海を渡り、輸入国でリサイクルができないまま不法投棄されるような事件事故が多発しています。  ほとんどの排出元は適正に処理をされて輸出されていると信じています。 そのような場合でも排出元は拡大生産者責任として罰則を受ける可能性もありますのでご注意下さい。
 
リサイクル原料として有価販売した御社の原料が海外で問題を起こさないためにも、御社自身が商品の再利用価値や環境への影響度を理解し、出荷後も追跡調査ができる体制をつくられることをお勧めします。
 
中国本土の輸入企業は、リサイクル目的の商品に対し中国環境保護総局(SEPA)発行の輸入ライセンスの取得が必要です。 また世界中の輸出企業に対しても2005年より中国国家質量監督検験検疫局(AQSIQ)発行の輸出ライセンスの取得を義務づけるようになりました。 日本でこのライセンスを取得した企業は57社のみ(クリック参照:内数社が取り消され現在は50社ほど)で、中国検験認証集団日本有限公司(CCIC )が船積み毎に事前検査を実施し、合格した商品に限り中国本土向け輸出が可能になっています。
 
BAF は今後も責任あるビジネスを継続させるため、中心の輸出先である中国には香港現地法人、中国広州現地法人、広州再生プラスチックセンター、上海、大連各連絡事務所等をベースに、商品の流れを管理できる体制(トレーサビリティ)を整えています。

品質基準  -  BAFは経験に基づき商品の判断をします。

では、何がリサイクルに向かず出荷すべきでないのか。
1)国別の輸入禁止にリストアップされている。

2)有害物質を含んでいたり汚れがひどく、環境汚染を引き起こしかねない。
3)再生技術がまだ確立していない。
4)再生可能だが、再商品化した商品を受け入れる市場がない。

などが挙げられます。

 

BAFが扱う商品は再生用原料の中でもAグレードやBグレードの加工生産ロス品が大半です。

バージン原料とそのまま混合され再利用されたり、新材なみの再生が可能な原料です。

これらは実際には『エコプラスチック材料」と呼ばれる高価な原料です。

最近ではISO14001の取得に際し分別が強化され、出荷工場+商社+最終再生加工工場との間の

相互確認や再生技術指導のもと、CグレードやDグレードも再生可能になってきています。

これらのグレードは取扱う商社や再生加工工場の設備やモラル、商品知識、経験がとても重要です。

クローズドループ型のような特定ルート内での管理が行き届くリサイクルが理想的です。

中途半端な確認で排出し拡大生産者責任等を海外から追求されないよう、バイヤーサイドとの十分な管理方法の確認が必要だと思います。ただ同然で日本の工場で処理された材料であっても、現地の工場へそのまま納品される段階で輸送費や関税等がかかりキロ30〜50円くらいのコスト商品価格になってしまいます。 通常、高品質な粉砕材料などはバージン材の5〜8割の価格帯の商品に成ります。

① A+/- グレード原料(発生元でも再生使用がほぼ可能な材料)
② B+/- グレード原料(若干の手間はかかるが、再生使用が99%可能な材料)
③ C+/- グレード原料(再利用の際に再生可能部分の歩留まりが落ちる材料)

④ D+/- グレード原料(管理のもとで洗浄や分別を徹底しなければ環境を汚染しかねない材料)

Fグレード          明らかなバーゼル条約違反品(ごみ)ー 輸出禁止。

環境方針  -  BAFはたらい回しの悪質なババ抜きゲームに参加しません。

BAFが商品サンプルにてお見積もりの問い合わせを受ける商品の中には、BAF品質基準に基づき、お断りしなければならない商品もあります。 

その際、他の業者は問題なく引き取りをしている旨をつげられることがあります。 その可能性として一部を国内で産廃処分をしている(要確認)か、もしくは輸出業者であれば、商権獲得の為のみに、無責任に輸出、転売をしている可能性が大です。

 

俗にいうババ抜きゲームをバイヤーサイドにやらせる。最後にババを引いた末端の業者が泣き寝入りし、多大な損を発生させてしまいます。 更に問題は損失のみならずリサイクルできない場合、いたる所に放置され環境を破壊しています。今でも頻繁に輸入者が泣き寝入りをしなければならないような大クレームの話しをよく耳にします。 ババ抜きのババの内容がはっきりした場合は、拡大生産者責任が適用されます。 販売先、再生処理方法について詳しく把握される事をおすすめします。

bottom of page