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Plastics- マテリアルリサイクル 

「一燈照隅」プラスチックマテリアルリサイクル事業の一端を担い、各社が小さな貢献を。

自然と共生しなければ..... 
資源を無駄にしない「リサイクル」は地球に、現代に、そして未来に貢献できる大切な事業です。

 

私たちは、プラスチックのマテリアルリサイクル事業の一端を担いながら、

各社がそれぞれの立場でできる貢献を積み重ねていくことが、持続可能な社会の実現につながると信じています。

Global Recycle - 国際資源循環事業の展望:

現在、世界中で複数の樹脂原料メーカーの生産量に匹敵する再資源化原料(エコマテリアル)がコスト削減やグリーン調達の観点から注目され実用化されています。  リサイクルはもはや「選択技」ではなく、「不可欠な産業」として認識され始めています。 リサイクルはいまサーキュラーエコノミーにかけがえのない事業と認識しています。

 

日本国内のマテリアルリサイクルの実態は、一部の大がかりな再生事業をのぞき、原料の分別・回収から減容・粉砕・再ペレット化まで、地道な現場の努力が支えています。  国内再利用向け・輸出再利用向けの両輪で進んでいます。

 

これからは、発生から再利用までを担う国内外の企業が連携し、「真摯にリサイクルに取り組む統治感覚を備えた企業のチームワーク」が必要になってきていると思います。その企業チームが備える条件を次のように考えています。

 

1) 創造的な起業力:

発生段階から再利用販売されるまでを見通した合理的な仕組みを構築できるプロデュース力。

 

2) グローバルな視野:

国際的な観点からビジネスを設計・運営することで、リサイクルの新たな活路がひらけます。事業を組み立て、監督することでリサイクルの突破口が見えてきます。

 

3) 公益事業的発想:

あくまで一企業のためだけに利益を生み出す事業ではありません。 社会的認識を持ち、起業家的発想で「地域の環境を守るという」明確な使命の実現を目指します。

 

4) 公的な交渉力:

地球規模で「政・官・学・民」それぞれに対し事業の重要性を理解して頂く為の説明能力、交渉力が必要です。

 

5) 技術的な判断力:

リサイクルのため大変面倒な手作業もまだまだ必要です。一方で高度な技術も求められています。樹脂や添加剤、設備などの専門知識が必要です。 樹脂再生技術の専門家のネットワークづくりは欠かせません。

 

6) 資金調達管理力:

節約を心がけても生産設備投資、環境対策設備投資などの必要になる資金の調達(ボーダレスなプロジェクトファイナンス)をしなければなりません。

 

7) 現場に感謝する心:

リサイクルもオートメーションの流れのように思われますが、実際の現場はどの段階も人の手による大変な日々の作業の積み重ねにより支えられています。

 

今後もクリーンなリサイクルをめざし、できればチームとして一緒にリサイクルネットワークの中で一端を担っていただければ、チームワークとして健全なリサイクルの流れをつくることができると信じます。 まず工場での分別排出に協力して頂けるのか、回収、破砕、ペレット化、再生材を利用した商品化及びその販売に関わって頂けるのか。 あるいはアドバイザー的な立場で貢献して頂けるのか。 個人であれ、企業であれ、社会的機関であれチームのメンバーとしてそれぞれがリサイクルに貢献しながら、その仕事に見合った形で事業として利益を出せるような仕組みを構築したいと思います。 

私達BAFも次のステップへ ー 目に見える形のリサイクル

私たちがプラスチックの再生原料を海外へ輸出してきた 40年の経験を通して感じることがあります。 今までは貿易を主体とした取り組みでしたが、次のステップとして「目に見える再生利用」を目指して再生コンパウンド工場や成形工場とパートナーシップ(MATERIAL RECYCLE PARTNERS)を組み「資源循環の輪」を確立して、リサイクルビジネスの本来の姿を構築しなければならないと自覚しています。 排出者からお引き受けした原料を自社グループでコンパウンド再生、再商品化を企画、販売をしエコプロダクトとして市場に蘇らせるお手伝いを始めました。 発生国での循環再生が理想的ですが、中国、アジアをはじめ、ヨーロッパ、アメリカ等も含め地球規模で目に見える形のマテリアルリサイクル(国際資源循環型)の達成を目指しています。

 

業界団体等からの継続的な資金補助に頼らず、独立採算を目指す工夫が必要と考えます。 その為には透明で安定したリサイクルフローをつくること。 また一般の商品と同様にビジネスとしてのコスト意識を高めて頂くことが重要だと思います。 

 

私達BAFは日本全国のサプライヤーの方々のご協力のもと、「クローズドループマテリアルリサイクル」(責任を果たせるグループ内での目が行き届く管理型リサイクル)を基本として提案しています。 責任を持ってリサイクルの一端を担っていただくことで、付加価値を生み出し継続ができるビジネスに変えなければならないと努力しています。 

 

2007年にR&D機能を整えたコンパウンド工場を中国広州経済技術開発区内に建設しました。 

リーマンショックや良質な再生原料の確保の難しさを経験し、中国におけるECOコンパウンド工場運営の難しさを実感しました。 2013年からはBAF独資ではなくローカルの起業家と組み、東莞のコンパウンド工場を核に、より品質の高いECOコンパウンド原料の生産を始めています。

 

 

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